バーコード辞典 バーコードリーダーの種類と特徴
バーコードリーダーの種類と特徴
バーコードを光学的に読み取る装置をバーコードリーダー(バーコードスキャナ)といいます。 以前1台が20~30万円もする時代もありましたが、最近では5,000円を切るバーコードリーダーも出ています。
それぞれ特長があるので十分吟味の上選択してください。選択のポイントてして大きくは読取り方法とパソコン等への接続方法の2つが問題になります。
▼パソコンへの接続方法(インターフェイス)
・RS232Cタイプ (PCのCOMポートを使用)
・PS/2タイプ (PCのPS/2キーボード端子を使用)
・USBタイプ (PCのUSB端子を使用)
以上に分けられます、最近では「RS232Cタイプ」「PS/2タイプ」は一般的でなくなりました。RS232CのCOMポートにいたってはPC自体に標準装備されなくなっています。
今後は「USB」に差し込めばそのままキーボード入力の代わりになる「USBタイプ」がますます主流になると考えられています。
▼読み取り方式
・ペンリーダー
・CCDタッチリーダー
・ロングレンジCCDリーダー
・レーザースキャナー(レ-ザー式バーコードリーダー)
・2次元バーコードリーダー
・定置式バーコードリーダー
その他に各種ありますが、以下に代表的な6種類をご紹介します。
▼ペンリーダー
CCDタッチスキャナやレーザスキャナなどはセルフスキャン方式(バーコードリーダが自分でスキャニングする方式)を採用していますが、ペンリーダーは人間が手を動かしてスキャンニングします。
ペンリーダーは手で操作しますので、スキャンする速度が人によって、また馴れによって、初速度と最終速度の変化などの人為的要因などで読み取り信頼性は変化します。
◆ペン型でおすすめのバーコードリーダーはこれ!
▼CCDタッチリーダー
CCDタッチリーダーは、「タッチ(接触)」させて読み取る使い方からこのように呼ばれています。海外ではCCDリニアバーコードスキャナやコンタクトCCDバーコードスキャナとも呼ばれています。
読み取り口をバーコードに接触させ読ませます。基本的には離し読みはできませんが、ものによっては「20~150mm」距離でも読める製品もあります。
読み取り幅は、「読み取り窓」の幅以内に制限されます。
◆CCD型でおすすめのバーコードリーダーはこれ!
▼ロングレンジCCDリーダー
ロングレンジCCDバーコードリーダーは、広範囲(ロングレンジ)な読み取りを実現する使い方からこのように呼ばれています。
バーコードとバーコードリーダーの距離をとり、読み取り窓から投光する赤色光をバーコードにあてて読ませます、製品によって異なりますが、「2~20cm」くらい離して読ませます。通常の読み取り幅は約15cmまでが限界です。
◆ロングCCD型でおすすめのバーコードリーダーはこれ!
▼レーザースキャナー
レーザースキャナは、光源の可視光半導体レーザーからこのように呼ばれています。レーザー式バーコードリーダーとも呼ばれます。
レーザースキャナは読み取り窓の内側に光源のレーザーダイオードがあり、バーコードを照射します。
レーザーは直進する光のため、電磁石などにより軸のついた鏡を振ってレーザーを左右に投光し、投光したレーザーをバーコードにあてることで、反射光をレンズにより集光して読み取っています。
操作方法は、ロングレンジCCDリーダーと同じでバーコードとバーコードリーダーの距離をとり、読み取り窓から投光する赤色光をバーコードにあてて読ませます、製品によって異なりますが 「2~20cm」くらい離して読ませます、最近では製品により接触読み取りも可能な機種も出てきています。
軸のついたミラー(反射鏡)を振ってレーザーを左右に投光しているので。衝撃を受けると動作不良となる場合があります。
▼2次元バーコードリーダー
◆2次元型でおすすめのバーコードリーダーはこれ!
▼定置式バーコードリーダー
バーコードをかざすだけで読み取りができ、両手を使う作業もスムーズに可能です。
定置式バーコードリーダーは「ロングレンジCCDリーダー」「レーザースキャナー」「2次元バーコードリーダー」等を専用スタンドに固定したものです。
製品によっては、全方位スキャンでバーコードの向きを気にせず読み取りができるものがあります。
◆定置型でおすすめのバーコードリーダーはこれ!